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2年4組
これが壮一の過去なの??

「わかった??
 貴方は壮一の事なにもわかってなかったのよ。」

「で、でも・・・。
 私は能力を使わずに壮一を幸せにすることができる。」

「そういうことじゃないのよ。
 その後、お母さんは死んだ。
 お父さんは捕まったわ。
 壮一は親戚からたらいまわしにされたの。
 そのある場所で出会ったのが優香、貴方よ。」

・・・ズキン!!
頭が何かで殴られたようなそんな気がした。

「そんな事、私は知らない・・・。」

「私が記憶を書き換えた。」

「・・・どうして??」

「・・・。確かに貴方は壮一の心を癒す友達になった。
 でも・・・壮一はそれ以上の感情を貴方に持ってしまったの。」

「・・・え??」

「それが私には許せなかったのよ!!」

・・・紗英??
<13/12/27 15:03 爽やかな歌> 編集
「私は…ずっと壮一の側にいた。
小さい頃から、ずっと。
壮一は、あの頃は私に何でも話してくれた。
私のことを、頼ってくれていた…。

もし私がこの能力で記憶を書き換えていたとしても…
壮一はその記憶ごと私を受け入れてくれた…

壮一は…こんな私を…守ってくれた。
小さい頃から、ずっと。

けれどね?

壮一が貴方に出会ってから…
私はずっとほっとかれて…

そうよ。
壮一は変わった。貴方のお陰で。

…けれどそれが、私には嫌だったのよ!」

「…うん…それで?」

ひたすら喋り続ける紗英の声を、言葉を、
私はただ聞いていることしかできなかった。
<13/12/28 00:17 雪苺> 編集
「……ある日、私は気が向いたから、学校の屋上に行ったの。
…暑い、夏の日だったかしら?

…そしたらね?

壮一がさ。

フェンスの上に、立ってたの。
…泣きながら。

私は壮一に声をかけた。
そしたら壮一はゆっくり私の方を見た……

ゆっくり微笑んでから……

そのまま、壮一は………飛び降りたわ。」
<13/12/28 00:23 雪苺> 編集
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