2年4組
これが壮一の過去なの??
「わかった??
貴方は壮一の事なにもわかってなかったのよ。」
「で、でも・・・。
私は能力を使わずに壮一を幸せにすることができる。」
「そういうことじゃないのよ。
その後、お母さんは死んだ。
お父さんは捕まったわ。
壮一は親戚からたらいまわしにされたの。
そのある場所で出会ったのが優香、貴方よ。」
・・・ズキン!!
頭が何かで殴られたようなそんな気がした。
「そんな事、私は知らない・・・。」
「私が記憶を書き換えた。」
「・・・どうして??」
「・・・。確かに貴方は壮一の心を癒す友達になった。
でも・・・壮一はそれ以上の感情を貴方に持ってしまったの。」
「・・・え??」
「それが私には許せなかったのよ!!」
・・・紗英??
「わかった??
貴方は壮一の事なにもわかってなかったのよ。」
「で、でも・・・。
私は能力を使わずに壮一を幸せにすることができる。」
「そういうことじゃないのよ。
その後、お母さんは死んだ。
お父さんは捕まったわ。
壮一は親戚からたらいまわしにされたの。
そのある場所で出会ったのが優香、貴方よ。」
・・・ズキン!!
頭が何かで殴られたようなそんな気がした。
「そんな事、私は知らない・・・。」
「私が記憶を書き換えた。」
「・・・どうして??」
「・・・。確かに貴方は壮一の心を癒す友達になった。
でも・・・壮一はそれ以上の感情を貴方に持ってしまったの。」
「・・・え??」
「それが私には許せなかったのよ!!」
・・・紗英??
「私は…ずっと壮一の側にいた。
小さい頃から、ずっと。
壮一は、あの頃は私に何でも話してくれた。
私のことを、頼ってくれていた…。
もし私がこの能力で記憶を書き換えていたとしても…
壮一はその記憶ごと私を受け入れてくれた…
壮一は…こんな私を…守ってくれた。
小さい頃から、ずっと。
けれどね?
壮一が貴方に出会ってから…
私はずっとほっとかれて…
そうよ。
壮一は変わった。貴方のお陰で。
…けれどそれが、私には嫌だったのよ!」
「…うん…それで?」
ひたすら喋り続ける紗英の声を、言葉を、
私はただ聞いていることしかできなかった。
小さい頃から、ずっと。
壮一は、あの頃は私に何でも話してくれた。
私のことを、頼ってくれていた…。
もし私がこの能力で記憶を書き換えていたとしても…
壮一はその記憶ごと私を受け入れてくれた…
壮一は…こんな私を…守ってくれた。
小さい頃から、ずっと。
けれどね?
壮一が貴方に出会ってから…
私はずっとほっとかれて…
そうよ。
壮一は変わった。貴方のお陰で。
…けれどそれが、私には嫌だったのよ!」
「…うん…それで?」
ひたすら喋り続ける紗英の声を、言葉を、
私はただ聞いていることしかできなかった。
「……ある日、私は気が向いたから、学校の屋上に行ったの。
…暑い、夏の日だったかしら?
…そしたらね?
壮一がさ。
フェンスの上に、立ってたの。
…泣きながら。
私は壮一に声をかけた。
そしたら壮一はゆっくり私の方を見た……
ゆっくり微笑んでから……
そのまま、壮一は………飛び降りたわ。」
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…暑い、夏の日だったかしら?
…そしたらね?
壮一がさ。
フェンスの上に、立ってたの。
…泣きながら。
私は壮一に声をかけた。
そしたら壮一はゆっくり私の方を見た……
ゆっくり微笑んでから……
そのまま、壮一は………飛び降りたわ。」