2年4組
壮一に、辛い過去があったのはわかったけど……けど。
「関わらないなんて…できないよ。」
「なんで…?優香は壮一を苦しめたいの…?」
そうじゃなくて。
私は…私は……
「壮一が…言ってくれたの。
私のこと、『特別な存在だ』って。
それを言われて、思ったの。
私は壮一の側にいないとって。」
「そう………
……壮一も………ね。」
紗英の言った言葉はあまり聞こえなかった。
「……ともかく………
壮一には、できるだけ、関わらないで。
壮一のために……」
「関わらないなんて…できないよ。」
「なんで…?優香は壮一を苦しめたいの…?」
そうじゃなくて。
私は…私は……
「壮一が…言ってくれたの。
私のこと、『特別な存在だ』って。
それを言われて、思ったの。
私は壮一の側にいないとって。」
「そう………
……壮一も………ね。」
紗英の言った言葉はあまり聞こえなかった。
「……ともかく………
壮一には、できるだけ、関わらないで。
壮一のために……」
どうして・・・。
紗英の言い方だと、私は壮一を不幸にするっていうことなの??
私にとって壮一は大事な人で、
壮一にとっても私は大事な人。
壮一の辛い過去。
私がさっき見たあのテレビが壊れた音は
壮一の過去・・・??
紗英が記憶を変えたとしても、壮一には何かが残ってるんだ。
私は思った、
何がなんでも壮一を支えるって・・・。
紗英の言い方だと、私は壮一を不幸にするっていうことなの??
私にとって壮一は大事な人で、
壮一にとっても私は大事な人。
壮一の辛い過去。
私がさっき見たあのテレビが壊れた音は
壮一の過去・・・??
紗英が記憶を変えたとしても、壮一には何かが残ってるんだ。
私は思った、
何がなんでも壮一を支えるって・・・。
その次の日。
「おはよう壮一♪」
「あ、おはよう優香」
挨拶したら壮一は笑顔で返してくれた。
ほら。
例え私の能力が誰かを不幸にするとしても
私は能力を使わずに誰かを笑顔にできるんだから。
そう考えながら席についた。
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「おはよう壮一♪」
「あ、おはよう優香」
挨拶したら壮一は笑顔で返してくれた。
ほら。
例え私の能力が誰かを不幸にするとしても
私は能力を使わずに誰かを笑顔にできるんだから。
そう考えながら席についた。