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2年4組
壮一に、辛い過去があったのはわかったけど……けど。
「関わらないなんて…できないよ。」

「なんで…?優香は壮一を苦しめたいの…?」

そうじゃなくて。
私は…私は……

「壮一が…言ってくれたの。
私のこと、『特別な存在だ』って。
それを言われて、思ったの。

私は壮一の側にいないとって。」

「そう………

……壮一も………ね。」

紗英の言った言葉はあまり聞こえなかった。


「……ともかく………

壮一には、できるだけ、関わらないで。
壮一のために……」
<13/11/11 18:44 雪苺> 編集
どうして・・・。

紗英の言い方だと、私は壮一を不幸にするっていうことなの??
私にとって壮一は大事な人で、

壮一にとっても私は大事な人。

壮一の辛い過去。
私がさっき見たあのテレビが壊れた音は
壮一の過去・・・??

紗英が記憶を変えたとしても、壮一には何かが残ってるんだ。

私は思った、

何がなんでも壮一を支えるって・・・。
<13/11/15 20:33 爽やかな歌> 編集
その次の日。

「おはよう壮一♪」
「あ、おはよう優香」
挨拶したら壮一は笑顔で返してくれた。

ほら。
例え私の能力が誰かを不幸にするとしても
私は能力を使わずに誰かを笑顔にできるんだから。
そう考えながら席についた。

<13/12/16 07:36 雪苺> 編集
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