2年4組
沈黙が続いた。
やっぱり気まずいよ〜><
「あ、あのぉ・・・。
答えづらかったらいい・・・よ??」
「いや、あのな・・・。
お前は特別な存在だから。」
「は・・・・??」
「ただそれだけだから。
じゃ!!」
「え、ちょっと待って。」
そのまま去ってしまった。
ど、どぉいう意味〜〜〜〜><
全然もやもやが消えないよ〜。
やっぱり気まずいよ〜><
「あ、あのぉ・・・。
答えづらかったらいい・・・よ??」
「いや、あのな・・・。
お前は特別な存在だから。」
「は・・・・??」
「ただそれだけだから。
じゃ!!」
「え、ちょっと待って。」
そのまま去ってしまった。
ど、どぉいう意味〜〜〜〜><
全然もやもやが消えないよ〜。
考えていると
急に目の前が真っ赤になった。
あ、やばい。
見えてしまう、壮一の心が
急いで目を塞いだ
でも・・・
流れ込んできた、壮一の心の映像が・・・
でも・・・
テレビが壊れたみたいな音しかしない。
どういう事??
「優香。少しだけ良い??」
「紗英・・・。」
屋上に呼ばれた・・・。
急に目の前が真っ赤になった。
あ、やばい。
見えてしまう、壮一の心が
急いで目を塞いだ
でも・・・
流れ込んできた、壮一の心の映像が・・・
でも・・・
テレビが壊れたみたいな音しかしない。
どういう事??
「優香。少しだけ良い??」
「紗英・・・。」
屋上に呼ばれた・・・。
私は学校の屋上に着いた。
…何ヵ月ぶりかな?ここに来るのは。
風が気持ちいいな……
「優香…。」
紗英に声をかけられて、私は後ろを振り返る。
「紗英…?」
暫しの沈黙。
「……で、なんで屋上に?」
私は紗英に訊いた。
「訊きたいことと、言いたいことがあったから。…まず……」
紗英は一呼吸おいて、そして言った。
「優香は…壮一のこと、好きなの??」
「え……」
そんなこと、急に聞かれても。
…私は、壮一のこと、好きなのかな?
「嫌いじゃ、ないけど…」
「そんなこと聞いてるんじゃないよ」
「…そんなこと…急に訊かれてもわかんないよっ…」
そうだよ。分かんないんだ。
自分の気持ちは、なんかモヤモヤしてて…自分でもそんなのわかんないよ…
「……あのね。
…壮一には、あまり関わらないで欲しいんだ。」
紗英は言った。
「え……?」
「壮一には辛い過去がある。
それは壮一の幼馴染みの私しか知らない。壮一の記憶を置き換えて、それに関わった人達すべての記憶を置き換えたから。
もし何かの拍子でそれを思い出したら…壮一はどうなっちゃうの…?私はそれだけが心配で…
もしかしたら、優香の『心を読む』能力が、壮一の記憶を甦らせてしまうかも…それが心配なの。
だからお願い。
優香の能力は、優香自身はまだコントロールできない。だからこそお願い。
壮一の心を読まないで。
壮一に、関わらないで………。」
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…何ヵ月ぶりかな?ここに来るのは。
風が気持ちいいな……
「優香…。」
紗英に声をかけられて、私は後ろを振り返る。
「紗英…?」
暫しの沈黙。
「……で、なんで屋上に?」
私は紗英に訊いた。
「訊きたいことと、言いたいことがあったから。…まず……」
紗英は一呼吸おいて、そして言った。
「優香は…壮一のこと、好きなの??」
「え……」
そんなこと、急に聞かれても。
…私は、壮一のこと、好きなのかな?
「嫌いじゃ、ないけど…」
「そんなこと聞いてるんじゃないよ」
「…そんなこと…急に訊かれてもわかんないよっ…」
そうだよ。分かんないんだ。
自分の気持ちは、なんかモヤモヤしてて…自分でもそんなのわかんないよ…
「……あのね。
…壮一には、あまり関わらないで欲しいんだ。」
紗英は言った。
「え……?」
「壮一には辛い過去がある。
それは壮一の幼馴染みの私しか知らない。壮一の記憶を置き換えて、それに関わった人達すべての記憶を置き換えたから。
もし何かの拍子でそれを思い出したら…壮一はどうなっちゃうの…?私はそれだけが心配で…
もしかしたら、優香の『心を読む』能力が、壮一の記憶を甦らせてしまうかも…それが心配なの。
だからお願い。
優香の能力は、優香自身はまだコントロールできない。だからこそお願い。
壮一の心を読まないで。
壮一に、関わらないで………。」