連載小説
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○出会い



ケータイ開いて見たLINEには

…ほらやっぱりあの子からのLINEもきてたw


【すーずーかー!!おっはよ♡】


そう朝にLINE来てたのは

増田 紗綾 (ますだ さや)


この子はあたしとは違う県に住んでる
あたしより2つ下の子!!
だから今は中2かな!
めっちゃかわいい子♪


じつわLINEのグループで知り合った。

その子が住んでる県には
あたしもよくいく。

お父さんたちの家がじつわその県にある。



紗綾と仲良くなったきっかけは

…あたしと同じ過去を持ってたから、



あたしと似てたからかな

なんかいつの間にか仲良くなってた。




あ、やばい早く返信しないと!


そんなこんなで紗綾と結構LINE続いてると
紗綾はいきなり
あたしと紗綾と誰だかわからない人のグループを作った。

あ、またかw

紗綾はよくこーゆーことする
なんか楽しいらしいw


その誰だかわかんない人は
最初男か女か分かんなかったけど
トプ画がサッカーで名前は、TAKUTOって書いてあったから

男だって判断した。


【ちょっと紗綾ー?wあの子誰ー?wまた釣った子なの?ww】

そう紗綾は釣りも好きなんだよね、w
んー、少し心配だ
釣りって危ないじゃん?


【あー違う違う!wあいつあたしの親戚ww】


あ、親戚なんだ、
なんか珍しいなww

ふーん。まぁ別に男子とか興味ないし
あたしから話かけるつもりもないからなー

ほっとこw


なんて思ってた矢先。

LINEがきた。


紗綾かなって思ったら、


【どーも。追加しましたんでよろしく】


一瞬誰かなって思ったら
TAKUTOって人からだった。


わお。話しかけられちゃったし、


ま、別にいっか。適当に話しとけば。





【追加ありがとうです!!よろしくお願いします!!】


って返しといた。



【あざっす。あの何歳ですか?】



あーきたよ。こーゆー感じの出会い求めてくる奴。

だるいなー。ま話しとけばすぐ終わるか。


【16です!ちなみに何歳ですか?】


一応聞いてみる。


【あ、俺も一緒です。えーとタメでいいっすか?】


へー!一緒なんだ!!



【いいですよいいですよ♪あ、名前なんですか?】


【宮野拓斗。お前は?】


いきなりお前呼ばわりされたけどなんか不思議と嫌じゃなかった。



【舞沢涼香!!すずかでいいよー!!なんて呼べばいい?】

【呼び捨てでよろしく】


【ねーねー。どこ住んでるのー?】



なんか、いつの間にか
質問しているあたしがいた。

なんか、なんか少し興味持ったんだ。

少しそっけなく話すところが。さっぱりしてるところが。



住んでるところは紗綾と同じところらしい。

顔も見せてもらったら
結構かっこよかった。


でもそれよりもあたしは喋り方が気に入ったんだ。


顔文字もびっくりマークもない
ただつけるのは
はてなかww←これだった。


それがなんか好きだった。



【じゃ、俺そろそろ寝るから。またはなそーな。】



そう言って終わった
拓斗とのLINE。

初めてだった。
LINEでしりあった男子と話して楽しかったのは。



ほら、出会いを求めてる人ばっかじゃん?だいたいは。


だからなんか新鮮だった。









紗綾からLINEがきた


【たくどーだったー?ww】


たくってのは拓斗のことらしい。

んー、どーだったって、


【結構楽しかったよ?ww】



うん。ほんとのことだもんねw




それから紗綾とも話してから

寝ることにした。





この拓斗との出会いが

あたしのこの先の人生を変えるなんて

このときのあたしは

まだ知らなかった。




14/06/29 19:38更新 / さーや
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