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不思議な世界
「おはよ〜。今日も元気な音羽だよ〜。」
そう言って教室に入って来たのは真宮小学校6年生、早乙女音羽だった。
「てっ、哀果今日も来るの速いね〜。」
そう学校に1番早く来るのは小早川哀果だ。
「今日も元気だね。音ちゃん。おはよ」
冷めたような口調で挨拶を済ます哀果。
後からぞろぞろと教室に入ってくる6年生。
だが、6年生は5人、5年生は2人だった。
<16/11/14 10:43 普段の生活> 編集
「音がする。」
不思議なことを言い出す哀果。そして、哀果は足をふらつかせる。
ふらついた哀果を支えるのは、志貴快斗だった。6年生唯一の男子だ。
「那奈。彌生。窓とドアを開けてやれ。」
快斗は落ち着いた口調で2人に言う。
2人は窓とドアを開けようとする。だが、どちらも開けることが出来なかった。
「開かない?窓もドアもどちらも開かない。」
<16/11/13 23:03 魔界への入り口> 編集
「だから、言ってるのに音が聞こえる。ううん。声が聞こえる。」
皆の顔が不安に染まっていく。窓もドアも開かない。
「哀果ちゃん。声が聞こえるんだよね。だったら、その言葉を音読して。」
冷静に言ったのは5年生の優希だった。
哀果は「わかった。」と頷き耳に手を当てる。
「我は、魔界の、者なり。主の命に、より、選ばれし、者を、迎えに行く。」
そう言った途端、哀果は意識が途切れ空間に亀裂が走った?!

空間の亀裂が徐々に拡がっていく。
その隙間から手らしきものが現れる。手は徐々に空間の亀裂を拡げていく。
そこから、出て来たのは魔界の者らしき者だった。
<16/11/13 23:06 壊れていく世界> 編集
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まろやか投稿小説 Ver1.53c