学校に行けば、今日もまた壮一と会って。
「おはよう」
そう笑顔で言われた。

『おはよう』
いつもはそう言って笑い返せていたのに、今日はそれができない…
昨日紗英に言われた事が思い出されて…
壮一と合った目をさっとそらす。

壮一の、心配そうな、
それでいてどこか寂しそうな

そんな顔が、一瞬だけ見えた。

まただ・・・。

この頃ひどい頭痛に襲われる。

あの時からだ・・・。
壮一を避け続けて一週間。

あの日以来私の中の何かがおかしい。

そう、そして私は繰り返してしまったんだ。

あの・・・過ちを

今日は私の気持ちの裏返しのような天気。

つまり・・・快晴だ。

全て知ってしまった以上、私はけじめをつけなきゃいけない。






自分は思い出さないといけない

過去を・・・。

自分は何をしなければいけないのか、



ちゃんと考えないとダメだ。