連載小説
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〜言葉
トイレから出てきたあたしを見てヤヨイがぎょっとした。

「ナオ、トイレでなんかあったの??」

「そう!!もう最悪だから!!
 ナナセちゃんがあたしにユウヤとの事応援しろだって!!
 なんで親友でもないのに応援しないといけないのって感じ・・・。」

「ナオ・・・。
 ひとつだけ聞いていい??
 それは本当に親友じゃないから、応援しないの??
 それとも・・・。ユウヤ君の事・・・。」

その後は言わなかったが、あたしだってわかった。

「ヤヨイ・・・。
 もう自分の気持ちがわからないの・・・。
 あの時振ったのに、今さら気になるの。
 どうしたらいいの??」

少し黙った後、ヤヨイが

「ナオのバカッッ!!
 1回振ったからってユウヤ君が諦めると思う??
 あたし知ってるんだよ。いつも授業中にユウヤ君がナオの事見てるの。
 それに・・・。
 振った後に好きになる事だってあるよ!!
 だから、迷う必要なんてない。
 どこにもない。
 ・・・ないんだよ。」

そう言った後、ヤヨイは泣き出してしまった。
「どうしてヤヨイが泣くの??
 あたしの事で。
 ・・・あたし決めた。
 ちゃんとユウヤの事考える!!
 まだ自分の気持ちをどうするかはわからないけど
 ちゃんと考えるね」

そして笑いかけた。

「それでこそナオだよ!!」

ヤヨイが泣きながら笑いかけてくれた。
13/10/08 22:29更新 / 爽やかな歌
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■作者メッセージ
ちょっと終わりに近づいた・・・。

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