連載小説
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なお えいじ
寝よ寝よ。


「「おやすみー」」

あ、誰かとハモった!?


「今の誰?私とハモったの!」


はしっこで手をあげてる奴がいる。


「なお、お前か」


「早く寝なよ。僕眠い」


生意気な。


「なお!寝かさんぞ!!」


私は、なおのとなりに移動した。


「なんで来たの」


「眠くないから」


「僕眠いんだよ?」


「寝かさん!!」


「もー!!さおりちゃん、あっちいってよー!!」


「やだね」


「僕寝るからね。さおりちゃんのこと無視するからね」


「そーはさせん!!」


クソ。こいつ

寝やがった!!


本当に生意気!!


「さおりちゃん!!僕もいれてっ!!」

えいじ!

「起きてたん?」


「眠れない!」


「私も一緒」


「えいじ、明日マラソンするんでしょ!早く寝ないと行けないよ!」
 
なお!寝てなかったんか!!

しかも、マラソンなんかするんだ。


いいな。男は。

遊べてさ。


「なお、ホントにするの!?」


「当たり前!だから早く寝るの!!」


「は〜い」


「え、え!2人共寝ちゃうの!?」


「「うん」」


…あーぁ。

寝ちゃったよ。


眠れないのに、私どーしたらいいの!?



…ん?

折り紙だ!!


そーだ!!

暇だし、2人になんか作ろ!!


いつもはこんなことしないけど

暇だし。



なおは星

えいじには花


折り紙を2人の頭において


私も寝た。







「おきてー!!!」

かーさんの声


とーさんと兄2人はもぅいない。


「うわ!なんかある!!」

「本当だ!折り紙がある!!」


お、きづいたか。


「それ私が作ったんだよ」


「「ありがとう!!」」


「うん。今日のマラソン頑張ってほしいから作ったんだけど…雨だから、できないね」


「明日!!これもって走る!!」

お、なお。

いー子いー子


「僕絶対1番になるから!!」

えいじ!

お前もいー子いー子!



なんだ。

可愛いところあるんじゃん。


かなも、あるんかな。

可愛いところ。


……ない!!

絶対ないね。
15/03/20 01:00更新 / プラス
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■作者メッセージ
弟ほしいです。

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