私は今日気づいた。
自分は鈍感だという事に・・・。

だって、一番近くにいる人の気持ちに気づいてあげれなかった。
これからどうすればいいの？？

それ以来、何故か輝の事が気になるようになってしまった。
好きって言われて好きになるのはずるいと思ってたけど、
でも気になる存在になったのは確かなんだ。

私と友達は階段を下りていた。
すると足を踏み外して落ちそうになった。
13段目、そう一番上から・・・。

その時に下から走ってきて誰かが私を受け止めてくれた。

「愛乃！！大丈夫か？？」

「輝・・・。
　ありがとう・・・。
　輝は大丈夫？？じゃない！！
　怪我してる、保健室行こう！！」

保健室に輝を連れて行って、外で待っていた。

手、がっしりしてたな・・・。
よく見たら、すごく身長伸びて、大人っぽくなって・・・。

もう昔の君とは違うんだ。

そんな時に不意に頭に流れた言葉

【好き】

私・・・。
輝の事が・・・？？

■作者メッセージ
後一話かなぁ？？