連載小説
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*episode2




「えーっとね、怜央ってカッコいいじゃん?そこかな///」



へぇ、やっぱりお前も顔?






『つまり、顔だけ好きってこと?』


「ち、違うよ!!」






こいつ、かなり焦ってるね。






『じゃあ他にはどこが好きなの?』


「えーっと…」





『言えねーのか。もういいよ。別れよう』



「えっ…?」






この女は涙を流し始めた。


うわー、俺また女泣かせちまった。


本当 最低なやつ。


そんなの自分でもわかってるっての。











「おい怜央ー、お前また彼女ふったのかー?」


こいつは俺と一番仲良い翼。


翼とは何でも話せる仲。


親友みたいな感じ?




『まあなー。
  だってさー俺がカッコいいから
     好きとか言ってたんだぜ?
       あいつも結局は顔って事だから別れた。
            しかも俺カッコよくねーし?』





まじさ、俺のどこが良いのかわかんね。





「はぁ、これだからお前は…。
   お前、鏡見てみろ?学校内で1位2位を争うくらいのカッコよさだぜ?」





は?何言ってんだこいつ。





『んー、まぁ翼はたしかにイケメンだよな』


「ばーか。お前の事だっつーの。結構な美形だからな」





んー。これってお世辞てやつ?


とりあえずお礼言っとこ。






『あー、どーもどーも』


「気持ちこもってね−わ!!」






そりゃ、こめてないからな。


お世辞本気にしてたら気持ち悪いよな。





「お世辞じゃねーっつーの!!」





なんだこいつ。心読んでんの?

超能力か。気持ち悪いな。




「声に出てるからっ!お前アホか?」





あれ、出てたのか。知らなかった。







14/07/18 12:01更新 / さーや
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