僕という小世界
誰のためでもなく
ただ己のために気高く生きると、誓いたい
誰も見ていないのに
ただ凛とありたくて
背筋をシャンと伸ばす悦びよ
そうして長い冬を越えるように
この身を抱きながら
月の優しい近さに頬を緩め
清浄なる雪の白を胸に焚べて暖を取るよ
美しい女のように絵にはならないし
引く手あまたということはない
ますますそうなってゆくかもしれない
それでも、たとえば朝の一杯のコーヒーを
神妙な面持ちで飲み干す僕の瞳には
一抹の渋みはきっと煌めいてるさ
そうしてたまには星空の下に佇んで
己の小ささに憩おうじゃないか
僕という小世界を
大切な人たちと繋ぎ直すために
僕が星の瞬きを見ているときに
みなは何をしているだろう?
静謐に数式を解いている?
テレビをだらだら眺めている?
ロマンチックな夜を過ごしてる?
なんだっていいさと、僕は笑う
そんな四角い窓から漏れる光たちが
夜空へと静かに昇ってゆくことさえ、分かるなら
ただ己のために気高く生きると、誓いたい
誰も見ていないのに
ただ凛とありたくて
背筋をシャンと伸ばす悦びよ
そうして長い冬を越えるように
この身を抱きながら
月の優しい近さに頬を緩め
清浄なる雪の白を胸に焚べて暖を取るよ
美しい女のように絵にはならないし
引く手あまたということはない
ますますそうなってゆくかもしれない
それでも、たとえば朝の一杯のコーヒーを
神妙な面持ちで飲み干す僕の瞳には
一抹の渋みはきっと煌めいてるさ
そうしてたまには星空の下に佇んで
己の小ささに憩おうじゃないか
僕という小世界を
大切な人たちと繋ぎ直すために
僕が星の瞬きを見ているときに
みなは何をしているだろう?
静謐に数式を解いている?
テレビをだらだら眺めている?
ロマンチックな夜を過ごしてる?
なんだっていいさと、僕は笑う
そんな四角い窓から漏れる光たちが
夜空へと静かに昇ってゆくことさえ、分かるなら