ポエム
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そんな人になら、いつかきっと
どこに行っても何を始めても
結局この自分からは逃れられない
だったらこのままでもいいんじゃない?
ってな形で消極的に現状を受け入れる

僕は自分をすぽっと丸ごと収めてくれる
そんな器を探し続けていた気がする
でもこの世界は僕のために作られたわけじゃない
そんな器はたぶんどこにもないんだ

だから―僕は思う
僕はどこまでいってもはみだし者だ
この世界というものに収まり切らない
そんな居心地の悪さを抱え続けるはみ出し者だ

だから
どこに行こうと何を始めようと
きっとそんなに変わらない
どのみちはみ出し者の自意識は
いつまでも彷徨い続けるしかないんだから


それはもちろん人だってそうで
自分に120%合う人なんていないんだ

でも―
"いったいいま何を考えてるの?"
そんな横顔さえ不思議に愛おしく思えるような
そんな女(ひと)になら
そんな女(ひと)になら
いつかきっと出逢えるんじゃないかな

そのとき僕のやっかいな自意識は
彼女につられて彷徨いながらも和んでいる
同じ方角を向けないと知りつつ満たされている

一心同体じゃなくたって
そんな温もりさえあれば彼女を
僕はきっと、信じられる―
23/05/06 19:08更新 / はちみつ



談話室

■作者メッセージ
今日は7時半就寝(笑)→そして朝3時半起き!
なぜか寝る前に詩を思い付くことが多いです。

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