今日が人生最後の日と思おう
今を完全燃焼するように生きよう
そんなメッセージは一見尊い
だけどそれらは生き急ぐことと表裏一体
張り切ってランニング始めてアキレス腱切った
人に寄っていって騙された
でも誰も責任取ってくれなくて
それは君の問題―で終了で
　
十年一日のごとく生きる
それがずっとでもいいと思う
少なくとも
そうとしか生きられない人がいる以上
僕はそんな生き方を肯定したい

諦めた、だけど優しい目をしながら
そっと目を瞑るように
そうして月日を歩いてゆく
劣等感や引け目も認めるんだ
否定したって空しくなるだけさ
そうしたものにまみれながら
それでも目一杯―とはいかなくても
日々をたしかに生きてる自分を
丸ごと肯定してあげる

のらりくらりでもいいじゃない
ネットで満足したっていいじゃない
そりゃ虚しさ感じることもあるよ
でもね満たされきった人生って
たぶん存在しないと思うんだ
虚しくなったときはちょっと考えてみて
彼女がいないから虚しいのか
それとも、虚しさが先にあって
それがその事実を理由にしてるだけなのかを

「なんだかんだで幸せ」―
その感覚さえ忘れなければ
君はいまのままでもきっと幸せ

■作者メッセージ
Pairs諦めました。母親にも弟にも撮影断られて（笑）でもそれでなんか吹っ切れた。その気持ちを詩にしてみました（笑）自撮り棒を買いあくなき挑戦を続けるという選択肢もありましたが、詩のような気持ちになり、現状維持を選ぶことにしました。攻めることだけが人生じゃない（キリッ）！（笑）