夜雨
人間、ちょっと寂しいくらいが
ちょうどいいのかもしれない
いつも満たされていたいってのは
ちょっと虫が良すぎるってね
そうしてときには、ため息に
言葉を乗せるようにして詩を書く
それはまるで、護られた夜の
その底で
夜雨に耳をそばだてる悦びだ
しとしとと
地を打つ音の
しなだれの
色香に揺れる
灯火の先
ちょうどいいのかもしれない
いつも満たされていたいってのは
ちょっと虫が良すぎるってね
そうしてときには、ため息に
言葉を乗せるようにして詩を書く
それはまるで、護られた夜の
その底で
夜雨に耳をそばだてる悦びだ
しとしとと
地を打つ音の
しなだれの
色香に揺れる
灯火の先