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素人の歌謡曲でかまわない


「未完の小説家」という
アイデンティティを手放した
何度全力で自分を込めても
美しい詩のような小説は書けなかったから

「未完の対話のプロ」という
アイデンティティを手放した
全力で人と関わっても
出来損ないの歌謡曲のようなノリしか生まれないから

でも
するとあら不思議

ありのままの自分でしかあり得ないのだと
波のような穏やかさで
そっと自分を肯定できたんだ




25/08/14 20:26更新 / はちみつ

■作者メッセージ
ひっそりと生きることを、
今度の今度こそ受け入れることができそうです。

ついでに若い女の子への憧れというかこだわりも、
手放せたらいいですね。
というか手放さないと、かな(笑)

シンプルに、
一緒にいて楽しい、落ち着く、
そんなテンプレ的な感情が、
実は一番の幸せを運んできてくれるのかもしれない。

素人の歌謡曲でかまわない。
気持ちがかなり楽になりました♪

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