踊ってらあ!
春ノ原ひらひら(蝶)にそっと細指ふれる(ふるエル)あの女(ひと)
灯台頑強陰にたたずむ少女の目から放たれている赤
回転扉がぐるりと回り、逆さのピエロのおでムカデ
わら葺きの、家のゴキちゃん千年眠って蝋になりやがて城のなか
真紅のドレスに覗いてる白桃のよな胸、隠されているピアノ線
ブ厚い壁にハメ込まれた窓の傍であの女(ひと)は燃えるような緑の茶を飲み目を100年ものあいだ瞑って
愛らしい、まあるい切り株どうぶつチョコチョコ切り絵のよ(夜)ウニも踊ってらあ!
はにかみ笑い淡さ追憶タンスのなか、レタスの水のきれ具合が、芳しいから今朝は我が家の建立記念火