ポエム
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孤独な正月
正月に
実家に帰らず
アパートに1人

歩いて3分のスーパーに行ったら
2日から営業しますとの貼り紙

孤独を楽しみなさい
そう言われてる気がして
3日間ずっと聴き続けていたバラードを止めた
カーテンを開けると 静けさのなか
陽射しが物哀しいことに 驚く
昨日も一昨日も朝は開けたけれど
さわやかな光だとしか思わなかった
孤独を忘れていたんだね

酔ってた"だけ"なんて言いたくはないけれど
やっぱり酔ってただけ
ハイになって散文詩を書いてもなんにもならない
少なくとも僕はそんなタイプじゃない

机の上のピンクの薔薇の造花を いかにも
"孤独を慰めてます"というトーンで眺めていると
なんだか自分が可愛らしく思えてきて
職場のあの女(ひと)を思い出していた

仕事のできない可愛い人
しんみりとした話し方しかできない 
いつも人に下に組み敷かれてしまう人
こんなの「好き」なんて言えないけれど
それでも告白されたとしたら120%頷く

馬鹿にしないでって言われるかもしれないけど
弱いのに幸せそうにめいっぱい生きてる
そんなあなたがいるから前を向ける
そう思っていることを
許してほしい


25/01/01 13:43更新 / はちみつ



談話室

■作者メッセージ
B-REVIEWに2週間かけて書いた散文詩を投稿しましたが、反応が芳しくないです(苦笑)そんななか、孤独の静けさと"彼女"に癒されました。ちなみに聴き続けていた曲とは、平原綾香の「Jupiter」です。B-REVIEWに投稿した作品はプロフィールに載せているので、よろしければ(つまり、あれからまた、改稿し続けてたというわけです 笑)

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