詩を書く理由
孤独をスマホで紛らわせる
その癖を我慢することから
僕の"1人"時間は始まる
有り余る時間を掃除に充てれば
2時間もすれば気分は爽快になる
たまにはじっくり料理でもすれば
頭も胸もきっと柔らかくなる
この休日にはこんなポエムを書いているけど
しかし人にはあんまり堂々と言える趣味じゃないよなあと
なんだかちょっと自信をなくすこともあったりして
少なくとも
ぜひっ、オススメだよ!とまでは言えない
ポエムを書くには
うんうん唸らなくっちゃならないし
それでもいいポエムなんて
よほど上手くない限りたまにしか出来ない
だからいつもダメ出しされてる気になるし
有名になるのでもなければ
結局のところ自己満足の世界だ
僕などプロフィールに自信作を載せているけれど
内心嗤っている人もいるだろう
でもこの休日の長い孤独の午後は僕に
"やっぱり詩が書きたい!"と再確認させてくれた
ここには
サラリとでもたしかに見届けてくれる人たちがいる
ヘタだからなかなか評価はされないし
ひんやりとした距離を感じることもある
人格丸ごとを評価してほしいと
駄々っ子みたいにバタバタしたくなることだってある
リアルの世界に資することがないのなら
何のために詩を書いているんだろう?と
時に呆然とすることだってある
それでも僕は
明日への希望を詩に託し
希望を一瞬でもみなに共有してもらうこと
その過程に宿る幸福を信じ続けていこうと思う
詩とはいわば
日々の中で庭に植えるささやかな花のようなものかな
自己満足のために植えた花は
しかしときに人の心をも動かし得る
少なくとも大詩人でもなんでもない僕にとり
それ以上でもそれ以下でもないだろう
だからあまり気負わず
日々に沿うように歌い続けていけばいい
特段に哀しみを歌わなくたって
胸に無尽蔵の愛を抱いたりしなくたっていいのかもしれない
薔薇はたしかに美しいけれど
小さな小さな花に心奪われることだってある
言葉ももしかしたら、同じなのかもね