ポエム
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TOKYOに惹かれているあなたへ
欄干にもたれながらそよ風を
頬に感じながらたそがれています

風は刻々変わっていく
風圧、角度、感じというほかないもの…
頬はさながら"検風器"になったみたい

ねぇ、知ってた?
この世界に同じ風は二度と吹かないってこと
それなのにそんなあやふやなものを「風」と呼んで
私たちは互いにそれを共有できる
もうそのことだけで私なんだか
この胸が弾けそうになっちゃうんだ

ねぇ、人って圧倒的に「同じこと」の方が多いのよ
なのに些細な違いでいがみ合って、馬鹿みたい
つい頭の後ろを掻いちゃうような無意識まで、おんなじで

みなと溶け合っているように控えめで
でもうっすらと滲み出てくるようなあなたが好き

みなと同じように笑うあなたの
みなと同じように唯一無二なその笑顔が好き

あなたはホントに音楽が好きなの?
私にはあなたは、人といるときが1番楽しそうに見える
私にはあなたは、人といるときが1番輝いてるように見える

TOKYOに行ってロックンロールの道を行こうが
この街に残ってサラリーマンになろうがあなたはあなたと
私、そう心の底から思ってる

なによりこの街には私がいるじゃない
私、この街であなたとともに生きてゆきたいの

あなたがこの街に満開の花を咲かせるの
ずっとずっと、傍で見ていられたらな
24/02/25 04:54更新 / はちみつ



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