ポエム
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僕が「星を掃きたい」と言うと彼女は
僕を見護ってくれてるだろうあの女(ひと)もまた
半端な人(ひと)なのだと知る深夜



「適当でいいんだよ」は彼女の口グセ
1人咳するこの背に染みて



僕が「星を掃きたい」と言うと
「ロマンチストだね」と彼女は笑う―
そんな凡庸な2人の吐息
丑三つ時の空に上げれたなら



隘路に入っていた、あの夜のキミのモノローグ
添える言葉を虚しく探す、長い夜



敬礼の演技が曇り空を弾ませた
黄昏みたいな、最後の別れ



愛を切る愛を、信じれない
それは僕の弱さなのか
去り行くキミのあの背中
憎らしいほどに逞しくて






23/10/10 05:14更新 / はちみつ



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