変わり者
いつものように歩いていた。
「お姉さん!ねぇ!サングラスのお姉さん!!」
と、私より身長が低めの男性がきた。
私は、話したくなかった。
関わりたくなかった。
だから、逃げた。
けど男性は、追いかけてきた。
後ろにいるか確認のため、走りながら振り向いた
そしたら、前の人にぶつかってしまい、サングラスが落ちた。
髪の毛の隙間から
「大丈夫!?」
と、言う声と男性の姿が見えた。
私は、焦って逃げた
サングラスは、拾わずに
もぅ、いいだろうと思う所で止まった。
こんだけ走ったし…
疲れたし…
もぅ、大丈………
「ハァ、ハァ…いたぁ〜…」
と、後ろから声がした。
まさか、あの人追い付いたの…!?
「お姉さん、怖がらないで!何もしないから!本当に!」
「…近寄らないで!!!」
と、勢いに乗って目を見てしまった…
「…目、目…!?」
怖がってることをいいことに
「近寄ったら、呪い殺す」
と、言った。
逃げると思った…
警察を呼ぶと思った……
「アッハハハハ!!呪い殺すとか!お姉さん、人間でしょ?何言っちゃてんの?」
…初めて、笑われた。
初めて、人間扱いされた…
この人おかしい…
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