水沢 涼(みずさわりょう)
まだジョーダン抜きに暑いのに、もう学校が始まってしまった。(ウ〜眠い)
「アーがっこ行きたくなーい、にゃん太かわりにいってきてー」「わん!」
「ホント!行ってくれる!?イヤーにゃん太はいいこだね〜」
あたしは、にゃん太の首輪にかばんをかけてあげた。
「でも、なんか首が折れそうだね〜」
にゃん太はかばんを取ろうと、しきりにもがいている。
「アホだぁ、ふぅ」イクトがバカにした目であたしを見る。
「なーにバカな事してんの!にゃん太がかわいそうでしょ!2人とも早くしないと
遅刻だぞ」
「チェー」
おかあさんから追い出されて仕方なく家を出る、あたしなのでありました。
さあて、本題はこれから。
その、始業式の日、あたしたちのクラスに転校生が来た。
「今日からみんなの仲間になる水沢涼君です。みんな仲良くしてあげてね。」
「水沢涼です。よろしくお願いします」
(ふーん)
「エーっと、そうネ、席は鏡さんのとなりネ。」
「ヘっ、あ、ハ、ハイ」
(ふーんりょう君かぁ)
思わずちょっとワクワクしてしまう、ふうかなのでありました。
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