だるっっ!!

塾が終わり、帰ろうとしていたら、

「ちょっと、土御門さん??いいかしら」

うわ〜、やっぱり来たよ・・・。
内心だるかったが、

「うん。なぁに??」
と愛想を振りまく。

塾の裏までつれてかれた。

「私達が言いたいことわかってるわよね??」

「大丈夫です。私先生には興味ないですから。」

「やだぁ〜。自意識過剰。」「別に先生だって貴方に興味ないわよ。」

うわ、だるっっ。

「何ですって!!」

あれ、もしかして声に出てた??
やばっっ。

「どうして貴方みたいな人が塾に来てるのかしら。
 どうせ一番下のクラスなんだから、来ても意味ないんじゃなぁい??」

くすくす、「そうよ、そうよ」

ぶちっっ。

「はぁ??こっちが黙ってたら調子に乗って!!
 下のクラスだから??ふざけんな。
 お前らだって同じだろうか!!」

あ・・・。やっちゃった。

「あ、いや、今のはちがくて・・・。」

「よくわかりましたわ、貴方はよっぽど私達を怒らせたいのね??」

その瞬間色んなところからこぶしが突き出てきた。

「きゃあ!!」

どんっっ

誰かに突き飛ばされた。
そして誰かが代わりに殴られていた。

「・・・先生??」

「大丈夫か??やよい??」

「やん!!みんな退散するわよ。」
「先生、許して〜??」「嫌いになっちゃいや〜!!」

とか言いながら去っていった。

「大丈夫??」

自分が傷ついたくせに人の心配ばかりしやがる。

「・・・うん」

その時私は確かに聞いた。胸のときめきを
14/01/17 20:59更新 / 爽やかな歌
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