変わりつつある感情
この頃よく授業中よく輝と目が合う。
ちらちら見てくるの。
気のせいかと思うんだけど、私が見た瞬間目をそらす。
顔を真っ赤にしながら・・・。
友達曰く、私が気づかない時でもよく見ているらしい。
何なんだろう。
そんな思いで丘に行ったら、急に輝が切り出した。
「なぁ・・・。
今夏じゃん??」
「うん。」
「日、長いからさ、俺もう付き添いやめるわ・・・。」
「え!!どーしてよ。」
「だって俺、別にお前が夜道は危ないからってついてきてただけだし・・・。」
「後一週間で、やっと叶うんだよ??
最後までいっしょに見ようよ!!」
「お前、前に言ってたよな??
運命の人と会うためにおまじないするって」
「言ったヶド・・・。」
「だから、嫌なんだよ!!
とにかく俺はお前の願いが叶うのなんか見たくない!!」
「え・・・。」
「つーわけだから、じゃーな。」
そのまま背中を向けて、帰っていく。
輝の背中はすごく遠く感じた・・・。
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