時間旅行

「いや・・・。
 あかね・・・か??」
その変なしゃべり方の女は茜と同じ顔だった。
なので、俺は茜が俺を馬鹿にしているとしか思えなかった。

「確かに、私は茜だが・・・。
 そういうお前はだれじゃ??」

「いやいやいや、俺だよ!!凛だよ!!」

「凛??知らんぞ。というか、お前のその服は何だ??」

「いやいやいや、お前のその服こそ何だ??」
そいつは不思議そうな顔しやがる。
何なんだ??ここ・・・。

そーいえば、俺死のうとしたんじゃ・・・??
何だそーか!!ここは死んだ後なのか!!

「あの〜。ここって天国か地獄どっちです??」

「は??ここは江戸じゃよ!!」

「東京って事かよ??」 「違う!!ここは江戸じゃ!!」

・・・。
話が合わない??
もしかして!!

「つかぬこと聞きますけど・・・
 今って何時代ですか??」

「何時代って、江戸時代だが??」

うそだろ!!
俺、時間旅行した・・・のか??
13/10/24 15:48更新 / 爽やかな歌
作者メッセージを読む

前編へ 続編へ
TOP 目次
投票 感想 メール登録
まろやか投稿小説 Ver1.53c