あのね、
言葉で伝えないと伝わらない。
あたし今、すごく走ってる。
陸上部だし、すごく周りの人が見てくるけど
かんけいないよ!!
いまあたしの目に映るのは・・・
「ユウヤ!!話があるんだけど」
「ナオ!?どーしたんだよ。
ってだいじょーぶか??」
「だいじょーぶだから、ちょっときて??」
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
「何だよ??話って??」
「あのね、あたし上手く伝えられないけどね。
あたしナナセちゃんと仲良くするユウヤを見たくないの!!
すっごい図々しいってわかってる。
だって、あたしはユウヤの事振った女だし・・・。
でも、でもね。ユウヤがナナセちゃんの事好きなんだったら、
絶対応援するよ!!ユウヤが応援してくれたみたいに。」
「ナオ・・・。
なんで泣くんだよ??」
「違うの。目にごみがはいっただけなの。」
「俺がお前を応援したのはお前に幸せでいて欲しいからだ。
今も変わらないよ。
だからナナセとしゃべるのはやめる。
それでナオが幸せならそれでいいから。」
あたしはユウヤの前で大号泣してしまった。
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