あのね、

言葉で伝えないと伝わらない。
あたし今、すごく走ってる。
陸上部だし、すごく周りの人が見てくるけど
かんけいないよ!!

いまあたしの目に映るのは・・・

「ユウヤ!!話があるんだけど」

「ナオ!?どーしたんだよ。
 ってだいじょーぶか??」

「だいじょーぶだから、ちょっときて??」

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
「何だよ??話って??」

「あのね、あたし上手く伝えられないけどね。
 あたしナナセちゃんと仲良くするユウヤを見たくないの!!
 すっごい図々しいってわかってる。
 だって、あたしはユウヤの事振った女だし・・・。
 でも、でもね。ユウヤがナナセちゃんの事好きなんだったら、
 絶対応援するよ!!ユウヤが応援してくれたみたいに。」

「ナオ・・・。
 なんで泣くんだよ??」

「違うの。目にごみがはいっただけなの。」

「俺がお前を応援したのはお前に幸せでいて欲しいからだ。
 今も変わらないよ。
 だからナナセとしゃべるのはやめる。
 それでナオが幸せならそれでいいから。」

あたしはユウヤの前で大号泣してしまった。
13/10/19 20:45更新 / 爽やかな歌
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