*episode4−手紙−
【桃花side】
はぁー。
テストの結果最悪だよー…
数学は自信あったのに80点代だし
1番自信あった国語なんて92点…
なんで100点取れないの…
まだまだ勉強が足りないのかな…
私は休み時間も家に帰っても
ずーっと勉強してる。
教室に入り、自分の席に着き、
教科書を取り出そうとすると、
机の中から、ひらひらと紙がでてきた。
んーなんだろう。
“話があります。放課後に下駄箱で待っててください”
その紙にはそう書いてあった。
なんだこれ?まぁいいや。
「桃花ー!!お、ついに勉強あきたか?」
意味もわからず爆笑している友達の夕衣。
『今からするの』
それだけ言って勉強道具を取り出す。
「ふーん、相変わらず真面目ちゃんだねー。ってかこの紙なに?」
夕衣は私の持ってた紙を取り上げた。
『うーん、机に入ってたの。呼び出しみたいな感じ?』
ん、でも私 何か悪いことしたっけ?
「告白かもね」
『んー。それはない』
だって私、告白なんて絶対OKしないし。
されたくもない。
あの人以外に告白されても嬉しくない。
まぁ、あの人に告白されたら…
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