連載小説
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下も向いて歩こう。〜群青〜
話を少し遡って。

葉月side

その後、「私も私なりに頑張ってみるよー
二人とも頑張ってねー!」
と春花先輩は言い残して、去っていった。

頑張るって言ってもね…
確かに私の隣には勉強しないくせに頭いいやつがいますけども…
「なー陽くんどうしたらいいと思う?」
「いや僕知らん……あ。」
「え?」
急に立ち止まった陽くんの目線の先をよく見てみる。

「……あれ、なんか怪しい。」

三角錐の形をした、モニュメントがある。
側面には何か文字が書いてあるけれど、遠くてよく見えない……。

私たちは急いでそこに駆け寄った。

…と。
私の足元が急に爆発して…?

「危ない!!」
陽くんが思いきり体当たりしてきたお陰で、特に怪我もなくかわすことができた。
けど地面にぶつけた背中が痛いよ…
痛む場所をさすりながら起き上がったら、
「…ぼーっとしてるから悪いんだぞ。
もっと注意して歩けよ。」
ものすごーく不機嫌そうに文句を言われてしまった…
まぁ当たり前か。前しか見ずに走ってたから足元なんて全く見てなかったし…
陽くんに助けてもらってなかったらリタイアしてたのかも。
そう思うと少しぞっとする。

「ごめん」
「さっさと行くぞ」

何よ。
少しぐらい、心配してよ。

「ちょっ待ってよー!」

大股で走り出した陽くんを追いかけてると、
目の前で陽くんが段差につまずいて派手に転んだ。

なーんだ。人のこと言えないじゃん。
そう思いながら、私はクスクス笑っていた。
14/08/09 23:57更新 / 美鈴*
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■作者メッセージ
…結局私の作風と言うのは
こういうものなんですよ。

仕方がないんです。
こういう発送しか浮かびません。

…というわけで、
この二人は謎解き専門です。

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