連載小説
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終章
本当は私はわかってる。

私の飼う猫…

じぇんとるは…先輩なんだってこと。

わかってる。
それは向こうもきっと同じ。

けれどね?

きっと、何もしない方が幸せなんだ。

今まで通りでいることが、一番幸せなんだ…


ごめんなさい。

私も、わがままでした。

この長い話を先輩に聞かせたのは。

思い出して、欲しかったから…

思い出させて、何が変わるって訳でもないのに…


そう

私たちは、人間(ひと)と猫

愛し合うことなんて
例えそうであっても

絶対に不可能なことなんだ…


けれど、私は待ち続けるんだろうね

あの日のように…

また『二人』で、

隣で、笑い会えることを。
14/05/14 23:46更新 / 美鈴*
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