連載小説
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友達
「生間…服、ないの?」

「ニャー」

「猫の真似?」

そぅいえば、おじさんにニャーって言ったら
猫の真似?って言われた気がする。

私がしてるのは、猫の真似なのかな?

「猫の…ま、ね」

「うまいね。…あ、そろそろ、行くね、助けてくれてありがとう」

と、言って窓から、出ていった。


なんだろ…この気持ち…

もっと、話したい。

…愛斗。

また…会いたいな。


ママ、パパ

私、ママとパパと同じくらい大切な
人を見つけたよ。

その人は、優しい
そして、もう1度、会いたいと思った。

いい人だよ。



次の日

トン、トンッ

窓を叩く音で起こされる。

『愛斗 だよ〜、あーけーてー…っていないか 笑』

愛斗!!

私は、窓を開けた。

「わっ!いたの?お邪魔しま〜す」

勝手に部屋に入ったと思ったら

「あー、やっぱり。服着てない。だから、コレあげる」

そういって、くれたのが

Yシャツとジーパン

「パンツは…俺ので勘弁してくれ!」
と、手を合わせて言った。

なんか、格好が面白いから

笑った。

「笑った、生間 が笑った!!」
と、言って笑顔になった

「笑った」

…どうしてだろう。

私が笑顔になれば、おじさんも、愛斗 も

喜んでくれた。

変なの〜


「まぁ、服着たら、教えて」
と言って、後ろを向いた。

私は、何をすればいいのかわからない。

私にとって、服は、ただの布でしかないのだから…

「愛斗…」

「終わった?」

何いってるんだろう…

私…愛斗 や、おじさんと会話がしたい。

言葉が分かるようになりたい!

「うわっ、着てないじゃん!なにやってんだよ〜」

必死に、目を見た。

愛斗 の目を…

着方が分からない…教えて

って、伝えた。

「…着方、分からない?」

何をいってるんだろう?

伝わってれば、いいんだけど…


すると、
「はい、パンツね。足通して〜」

「ズボン、これも、足通して〜」

「シャツ…胸、透けるけど、気にするなっw」

そして、なんだか、暖かくなった。

ゴツゴツして、違和感があるけど

暖かい

そして…優しい…。


ありがとう…ありがとう…

この気持ちを愛斗 に伝えたい。

だから、行動で、愛斗 にハグをした。

「せ、生間っ!?ちょっ、何!?」

…アレ?アレアレ?? 
 
この胸の音は何?

ビックリしたときにドキッてなるのとは違う…

体が熱い…


「…あのさ、俺もいちよう男だから…ドキドキする…」

ドキドキ…?

あ、私もだ。

ドキッじゃなくて
「ドキドキ…」

「は、離れよ!」

「ドキドキ…」

「だからさぁ…離れないと、キスするよ?」

「ドキドキ……」

「聞いてる?」

「ドキド…ッ!」

唇に唇が重なる…

「愛斗…」

なんだろう…

私ってなんなんだろう…

こんな感情、初めてで

パパ、ママにもらった愛とは違うものがある…


「生間…ごめん、せっかく着た服脱がしていい?」

「ニャー」

…私と愛斗は、体を重ねた
14/11/30 22:37更新 / プラス
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■作者メッセージ
あ、これ、その他じゃなくて

恋愛だわw

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