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見下ろした雅弘に背を見せながら手を、ヒラヒラとふる。
「大丈夫。1度だけ同じことがあったような気がするから。」
哀果は落ち着いたような口振りで勢い良く下へ降りていく。
そして、地上へと舞い降りた。

「ここが、魔界世界?」
地上へと降りた皆はキョロキョロと辺りを見渡す。
「さぁ。中へ入れ。主がお待ちだ。」 
ゼフは皆を急がせた。中へ入るとそこはとてつもなく暗かった。
「暗い。とてつもなく暗い。」
体をガタガタいわせ、哀果の服に掴まっていたのは音羽だった。

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