特別

真っ暗闇の道の上
無気力と無関心の群れに
輝きを振り舞いて駆け抜ける

危なっかしいその足跡は
紛れもない彼女の世界

星をぶら下げた川の先で
「ほら、一緒に行こう」と
笑って叫ぶ

差し出された手を取って
初めて知ったその光景を

僕は「特別」と呼んだ

25/06/04 08:00更新 / ゆーるり
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