時計
時代の覇者は短針
名を刻む様に
ゆるりと ゆるりと
文字盤を踏み進む
語られる神話は長針
大きく華やかに
するりと するりと
文字盤を舐め進む
時代を振り返る人よ
忘れないで欲しい
休むこと無く走り続ける
名も無き者が秒針を
時代は目に見えぬ
歯車が動かす事を
ただ時計を
見詰めるだけで
時代に取残されし
私は傍観者
25/04/03 01:42更新 /
憲治
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