夏と秋と私
瓶ビールの栓を小気味良い
音を立てながら勢いよく開けて
よく冷えたグラスへと注げば
夏の雲の様に湧き上がる泡
口から迎えながら啜り飲み
最初の一杯を飲み干す
ビール瓶を流れる雫が夏を引き止め
待ち切れぬ秋がグラスを差し出せば
冷えたビールを飲みながら
夏と秋と私で季節の引継ぎの始まりだ
25/09/18 00:31更新 /
憲治
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