久遠の輝き
星座からはぐれて
闇夜に滲む一つ星を
どうしてあなたは
悲しげに見つめるの
かけがえのないものに
惑わされたって
いいじゃない
誰もが
解決できない問題を
抱えて生きてるんだし
一度きりの人生だとか
たった一つの命だとか
言っておきながら
旅の恥はかき捨て
なんでしょう?
好きなように生きたって
そうは生きれなくたって
旅の恥はかき捨て
なんでしょう?
誰かにとっては
どうでもいいこと
そんなことばかりが
溢れているんだし
誰かのために生きる
という愚かさも
自分のために生きる
という虚しさも
神のために生きる
という傲慢さも
勘ちがいなしでは
いられないから
醤油の濃さを
誰も当てられないから
醤油の濃さを
決めているだけで
"そう"としか
思えなくなれば
世界は凍りつくから
揺らぐ世界の方が
ここちよいから
窮屈なことが
なによりつらいから
水のように流れて
二度と戻らなくても
当て所なく彷徨う夜風も
消えゆく星々の瞬きも
夜明け間際の静寂も
流れていって
過ぎていくから
素敵なんでしょう
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