2021詩人の恋。

古い自分を捨てされと謂われても

その自分すら分からずさ迷うのが現代で

コロナでやられはしないが

酒にやられた後輩を慰めつつ

除夜の鐘を聴く年の瀬に

人間の野生を説いたニーチェを思い出しては敬拝す

お金がなければ僕らただの骸と

嘆く間もなく

あぁご来光はやってくる

眩しい混沌の中に浮かぶ闇

そんな時さえ

浮かぶ君の顔

そんな時でも

浮かぶは君の

笑顔

富士より縁起良い

君の笑顔

21/01/02 01:24更新 / 竹之内進
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