日常を言葉にすること。

久しぶりにダンボールがきた

親からきた

そこには心配を形をした食べ物や

愛情を形にした服まで入っていた

私からの送りモノの礼なんだろう

学生時代を思い出す

親心だねぇ

本当にありがとう

素直に伝えると少し動揺する母

電話を切ったら

ふと胸の中にまで秋風が吹いたような


「言葉にしてくれないよね」

とダメージを勝手に受けてるひと

だから私は

「貴女が大切なん。好きです」

あなたはうつむきながら

モゴモゴして

そう

あなただって

言葉にしないじゃない?

センチメンタルな秋風に

思い出が舞った今日






20/09/22 19:50更新 / 竹之内進
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