あるエゴイストの終着駅

人を傷つけるのがイヤなのではなく

人が傷ついている姿をみるのがイヤなだけ

だからせめて、

常識っぽい、日本人ぽい、男性っぽい、味方っぽい、

言葉を過去の記憶から

あるいは昨日の書物から

並べて吐いてみる日常

自分を信じないから

温かい言葉は

一瞬だけに胸を刺す痛み

愛ってなんですか?

更に痛みすらも感じられなくて

生きた屍を気取ってみる

だけど世界から逃げ切れても

自分からは逃げられない

だから砂嵐の後に残ったのは

変化を望む意志だけ







19/11/24 22:19更新 / 竹之内進
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