息もできない空白の中で
静寂を恐れ
何も言わなかった
何も言えなかった
求めるものは君だけと知りながら
その一言が最後になるのが怖くて
ただ遠くから見る事しか出来なかった
耐え切れず吐き出す僕に君は動揺を隠せず
とりあえず不器用に微笑んで見せた
それからは時が止まってしまった様で
辛くて 辛過ぎて
広がって行く二人の隙間 心の穴
静寂を破った君の涙
空白の時を埋めた涙
それが君の幸せならばと
何も言わなかった
何も言えなかった
求めるものは君だけと知りながら
でもいつからか
「君に出会わなければ苦しまずに済んだのかな...」
そう偽り願う自分が居た
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