【連詩A】本当の笑顔
君も同じだと思ってた
幸せを感じてくれているだろうって
でも言いたいことも言えずに
僕が僕らしくいた陰で
君に無理をさせていたのだろう
守るなんて言いながら
盲目の幸福に視界を奪われ
甘えていたことにも気付かずに
傷付けていることにも気付かずに
僕が願った笑顔を守るために
知らない所で君は一人泣いていたんだね
バカだね僕は...
「もう大丈夫だよ」
そう言って晴れやかな笑顔を見せたのは
君の強がりなんかじゃなくて
別の未来が見えていたから
わかってる
きっと君の描く幸せに僕はいない
「さよなら」なんて言葉にした刹那
想いが溢れてしまいそうだから
ごめんね 今までありがとう
せめて どうか幸せに
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