夢跡
静かな雨...
君と出会ったのも
ちょうどこんな日だったと思う
夢で見た君は余りにも愛しくて
夜を重ねる度
一つずつ互いを知って行って
会える時間の刹那さに
急ぎ過ぎたのかな?
大人になれなくて
下らないことでケンカして
君は居なくなった
突然夜中に飛び起きた
君の名を叫んでいた
長い夜...
雨夜の月を望んで
枝垂れ雨は君の涙
気が付けば朝を迎えて
雨露を照らす太陽は皮肉に
夜と君は跡形もなく
僕はただただ一人泣く
夢に出会い 夢に別れ
まるで何もなかった様な静寂に
時は流れて行く
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