雨夜の蛍
河原で一人
忘れられぬ過去を思い出して
止まった川に
一つと涙を零す私に
蛍は去って行く
心の底から流れた
悲しみの味は塩辛い
もしいつの日か
笑える時が来るのなら
その甘い雫に
蛍は帰って来るでしょう
そしてそれが
私への慰めでしょう
立ち並んだ街灯に
その光が薄れそうになっても
きっと負けぬ様に
もっと力強く
蛍は光を放つでしょう
25/05/10 18:20更新 /
Xiu
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