アルビノ
あの日あの瞬間から
穢れたこの手には
掴めるものなど無くて
ただ運命に身を預けて
終わりを待つだけの僕は
それでも
餌の無い釣り針を垂らす様に
力無く腕を伸ばしてみせた
この日この瞬間
薄く透き通る様な白い君の手に触れ
僕はまだ赦される気がした
25/04/26 19:24更新 /
Xiu
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