未完の美学

絵に色を与えたら
輪郭がぼやけてしまった

詩に音を乗せたら
言葉の静けさが失われてしまった

君に愛を注いだら
純粋な輝きが霞んでしまった

与え過ぎれば
美しさは死んでしまう

だからこそ
咲き切らぬ花のように

肩の力を抜いて
ゆっくりと進んでいく

そんな生き方が
ちょうどいい

25/09/17 20:26更新 / Xiu
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