躊躇い
心の奥底に秘めていたモノが
時として
堰を切った様に溢れ出す
「終わったことだ」と見ない振りをしても
まるで 髪を掴まれ
無理矢理目の前に突き付けられる様な感覚の中
君は変わらずそこに居る
僕がプレゼントした服を着て
僕が好きだった髪型をして
優しく微笑んでいる
ただ ズキズキと疼く痛みだけがリアルで
「もう消えてくれ…」
精一杯に吐き出された言葉は
いたずらに
漏れた溜息に掻き消されて行く
25/08/10 20:13更新 /
Xiu
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