ささいな気持ち
目を覆い
ため息をついた
自分以外は
もう誰も気にしていないであろう失敗に
あとから気がついて
悪く思われてはいないかとよぎる程度の関係だからこそ
ささいな心配事への過敏に近い感覚が
許し合えない可能性を孕む不確定さで
押し寄せる
だから会いたい とか
幼い記憶にある転送可能な
状況を求める気持ちとは違って
望みや特別なことなんて何もないのに
きっと次にあなたに会えたら
あっさりと当然の顔をして
安らぎを覚えていることだろう
恥じらいよりも
やはり
感謝したくなる
ただ
あなたに
TOP