侵食坑道
乗ったとみせるために積極的で
細工をしてる
でも本当は乗ってない
気がつけば乗り遅れてた
壊滅的な抵抗の途中
坑道の壁から血まみれの腕が伸びてきたとき
おまえは俺を囮にした
その場しのぎの言い訳で
一緒に戦った顔をしていても
信用度は冷めていく一方さ
勇敢な者のためにある貨車の「お立ち台」に
立ち続けていると
いつからか褒められることは減る
程度を認められているからだ
勘違いして増長するやつには
伝わらないから
本心で関わりを持たれる機会が減る
程度を認められているからだ
平時は似ているようで
でも本当は似ていない
研ぎ澄ます場面になればなるほど
わかりやすいから
貧者であろうと組むならどっちって
計算くらいはしようと思えばできちまう
次は蝋燭が降ってくる城だ
満場一致でいいね
本当は乗ってない
気がつけば乗り遅れてた
おまえは今頃どの腕の中?
TOP