足の気持ち

白い建物が
少し遠くに見えて

足が重くなった

もう心は
だいぶ軽くなったけど

足に話してなかったね

怖いことは
もう過ぎたから
少しずつ忘れてゆこうって

足も覚えているんだね
ずっと一緒にいるからね

道端で
足をなでてあげた

人の目も気にせず
なでてあげた

22/03/10 19:29更新 / 小夜子
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