~ コワイ夢 その一 「ふわり」~
天井から落ちてくる 無数の薄い紙
下で受け止めて枚数を数えることが 私に与えられた使命
次から次へとフワフワと落ちてくる 柔らかく薄い紙
1枚…2枚…3枚… 永遠につづく
そのうちに頭とカラダはパニック状態に陥ってしまう
受け止めきれずに落としてしまったら…
数え切れなかったら…
待っているだろう 恐ろしい罰
パニックに拍車がかかり カラダが動かない!
紙は降り続いているのに
恐ろしい罰が待っているのに
アッ
とうとう紙が私の手をすり抜けて
一枚が暗い闇の中に消えた
吹き出す 冷や汗
ビクッ と足を踏み外した感じで目を覚ます
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