ミルクティーといのりうた

青花散った白磁のティーカップ
ソーサーには細身の銀スプーンを

色褪せたプラスチックのコップ
使い古したスプーンは直接中へ

けれど入っているのは同じ
香り立つミルクティーなんだから

時折オシャレをしたって良いけど
手になじむ普段使いのコップを
捨てることなんて無いよね

だからきっと
あの歌声もあの言葉もあの笑顔も
祈りには違いなくて

賑やかに楽しく笑いながら
天を思ったって良いよね

22/04/12 11:47更新 / ねこK・T
作者メッセージを読む
いいね!感想

TOP
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c